俺は高校生童貞 落合功一。

幼馴染で同級生の大上直子と遊園地に遊びに行って、スク水の男の怪しげな取引現場を目撃した。
取引を見るのに夢中になっていた俺は、
背後から近づいてきたもう1人の仲間に気付かなかった。
俺はその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら・・・身長が縮んでしまっていた。

 

身長が縮んでしまった俺は、身長を取り戻す為に、和磨博士の助言でユニオンズに転がり込んだ。

ところが、入ってみれば博士はクリキントン共和国の王子と名乗り、スク水帝国の渡邉とサバイバルノックで領地争いを繰り広げる始末。

 

仕方なく身長のことは一旦諦め、博士の元で王国の死守をしていたところ、敵対するスク水帝国が俺が縮んでしまったことに関与しているとの情報を掴んだ。

身長を取り戻すことで、送球時に5歩歩いてから投げる動作が3歩歩くだけに縮まるだろう。

 

小さくなっても頭脳は同じ。
迷宮なしの名童貞。身長はいつも
164cm

 

要するにノック時にミスした人から抜けて、最後まで残ることを目指すサバイバルノックです。

 

■ユニオンズは素人が野球をしたくて結成されたチームです。野球はしたいけど、試合にならなかったら申し訳ない気持ちの一心で経験不足を補うために、雨の日でも練習できる場所は無いか検討に検討を重ね探し出した秘密の場所です。

初見ではわかりづらいところにあり、また竹藪などに囲まれており、下手くそな動きを通行人などに見られる心配もなく、練習を重ねてきました。

橋の下で練習する人は1人、また1人と増え、都会の高架下の居酒屋並みの賑やかさとなりました。普通の人から見れば、「こいつら何やってるんだ」「こんな場所で練習(笑)」と思うかもしれませんが、笑うことなく逆に喜んで一緒に練習してくれた経験者らを迎え、未経験者と経験者が一緒にやりやすい草野球チーム「深谷ユニオンズ」が出来上がってきました。

今では試合のほうが多くなってはいますが、雨の日は今も変わらず橋の下で練習をしたり、また全体練習の日も設けています。